鮮度が良い冷蔵牛肉でナイフなどの切り込みが入っていない場合、細菌は肉の表面にはいますが内部にはいません。それを焼肉やステーキにする場合、表面を焼けば中はミディアムやレアでも構いません。その方が軟らかくジューシーで美味しく食べることができます。
ただし、同じ牛肉でもハンバーグはレアではいけません。なぜなら、ハンバーグは挽肉をこねて作るので、細菌は表面だけでなく内部にもいるからです。また、牛レバーについてはその内部に胆管があり十二指腸と通じているため、腸管出血性大腸菌などの食中毒菌がいる可能性があります。豚肉や豚内臓、シカやイノシシなどのジビエについてはE型肝炎等のリスクがあります。それらを食べるためには十分に火を通す必要があります。
では、「十分に火を通す」とはどうすれば良いのでしょうか。それは、お肉の中心部が75度に達してから1分保持、またはそれと同等の加熱をすることです。そうすればお肉を軟らかくいただくことができます。
【お肉のコラム】(5)お肉に火を通すには - 日本農業新聞
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