全日本空輸(ANA)は19日、ビーガン(完全菜食主義者)やベジタリアンなどを対象にした機内食メニューを刷新し、11月1日から国際線で提供を始めると発表した。大豆ミート(代替肉)や豆腐を使ったラザニアなど、動物由来の食品を使わず、国産食材にもこだわった。
フランス料理シェフの高山英紀氏の監修で企画し、ビーガン、ベジタリアン向けに加え、小麦など穀物類を使わないグルテンフリーのメニューの3つを用意した。日本発の国際線の全ての搭乗クラスで提供する。搭乗の24時間前までに予約が必要となる。
ビーガンは欧米に多いが、近年は日本でも関心が高まっている。ANAの国際線の利用客のうち、ビーガン向けや宗教に対応したメニューなどを注文する利用客の比率は7~10%という。健康志向の高まりを背景に、ビーガンメニューを注文するビジネス客も多い。
新型コロナウイルスの影響で減っていた国際線の利用が本格的に再開する中、機内食を通じ、国内外の利用客に国産食材の魅力を発信する。CX推進室商品企画部部長の真野知彦氏は「様々な価値観や嗜好に合った食事を楽しんでいただきたい」と話している。
ANA、ビーガン用機内食リニューアル 代替肉など使用 - 日本経済新聞
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