米ぬかのたんぱく質を原料とする「代替肉」を山形大学農学部などが開発し、米ぬかの新たな活用方法として期待されています。
この代替肉はコメから油を抽出したあとに大量に残る「脱脂米ぬか」を原料に作られていて、山形大学農学部と広島県の食品加工機器の会社が共同で開発しました。
「脱脂米ぬか」から高濃度のたんぱく質を抽出し糖類や油を加えることで大豆から作られた代替肉と同じくらいの弾力となっています。
「脱脂米ぬか」は一部は家畜の飼料などとして使われていましたが、ほとんどが廃棄処分されていて利活用が課題となっていました。
米ぬかは国内で自給が可能なうえアレルギーの原因となるアレルゲンがなく、味や香り、硬さは製造するときに調整できるということです。
山形大学農学部の渡辺昌規教授は「白米だけでなく米ぬかも利用することで、農家の収入も増え、稲作を続ける人が増えることを期待したい。また、このたんぱく質を高齢者へ効率的に供給することで、筋肉量の低下を防ぎ、健康寿命が伸びることに貢献できるようになれば」と話していました。
米ぬかで「代替肉」を開発 山形大学農学部など|NHK 山形県のニュース - nhk.or.jp
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