忘年会シーズンの東京・赤羽駅前の飲食店街で25日、火事が発生しました。火元となったのは、番組が何度も取材に訪れていた有名なホルモン焼き店でした。
■「息できない」プール水で消火
激しく立ち上る炎。一帯は煙で覆われ、目の前の建物ですら見えません。
近くの店で働く人
「5〜6メートル先も見えないぐらいの煙で真っ白になっちゃって、息もできないような感じでした」
25日午後5時前、JR赤羽駅近くの飲食店が立ち並ぶ商店街で火災が発生しました。
消防隊員らが出火元のすぐ脇にある小学校のプールから消火にあたります。火災発生から2時間が経過しても、周辺は煙が立ち込めていました。
■コロナ乗り越え「これから…」
出火元となったのは、2階建てのホルモン焼き店でした。
出火元の従業員
「店の裏の方の電線が漏電していて、そこから引火して。火のついた電線の脇にダクトがあるんです、煙が出る。ダクトの網が油まみれなので、そこから引火しちゃって。そこから火が回ってしまった」
忘年会シーズンの真っただ中に起きた火災。おととし、番組がこの店を取材した時には、新型コロナの感染拡大により、酒の提供自粛を余儀なくされ苦しんでいました。
ようやく日常が戻り、これからという矢先の悲劇でした。
出火元の従業員
「今年はおかげさまで、予約がいっぱい入っていたところだった。お肉もいっぱい仕入れて、これから頑張るぞという時だったので」
火はおよそ7時間後に消し止められましたが、この火災で隣り合う飲食店など4棟、およそ200平方メートルが焼け、男性1人が病院に運ばれたということです。
警視庁などは、当時の状況など詳しい出火原因を調べています。
■東京の空気“カラカラ”注意
25日、乾燥注意報が出ていた都内では、別の場所でも火事が発生しました。
午後6時ごろ、荒川区南千住にある10階建てマンションの6階から火が出ました。この部屋に住む70代の夫婦は「ストーブのコンセントから出火した」と話しているということです。
午前中には練馬区でも、火事が発生しました。
近隣住民
「怖かったよ。もうすごい火の手、真っ赤っか。あんなの初めて見た」
この火事で70代の男女2人がけがをして病院に搬送されましたが、意識はあるということです。
26日も、関東地方では広い範囲に乾燥注意報が発表されていて、火の取り扱いに注意が必要です。
(「グッド!モーニング」2023年12月26日放送分より)
有名ホルモン焼き店で火事 コロナ乗り越え「これから」…東京の空気“カラカラ”注意2023/12/26 10:25 - テレビ朝日
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