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Saturday, July 22, 2023

”ジューッ”お肉の音が食欲をそそる コザ仕込みのステーキハウス 店内は懐かしい空間 - 沖縄タイムス

[胃心地いいね](736)ステーキハウスOK 沖縄市比屋根1-2-12

 肉質にこだわり、かむほどに肉のうまみがじんわり口の中に広がるステーキを堪能できる「ステーキハウスOK」。鉄板プレートで提供するお肉のジューッという音が食欲をそそる。県内初のステーキハウスができたコザ(現沖縄市)で、戦後の食文化を築いた料理人たちの下で修業を積んだオーナー、當山康司さん(52)が「コザの食文化を残したい」と2016年に創業した。

 高校生の頃から父が経営する「ステーキハウス四季」を手伝い、料理人の道を歩んできた當山さん。店の先輩や基地内のレストランで腕を振るうシェフ、ホテルのコック長などから肉のさばき方や仕込み技術を学んだ。

 お薦めの「特選OK Steak」(150グラム税込み2900円)は、やわらかな肉質で赤身のテンダーロイン。野菜などを使った独自のマリネ液に漬け込み熟成させることで、さらにやわらかく味わい深い仕上がりに。ジューシーな味が楽しめるサーロイン「ニューヨークSteak」(230グラム2300円)も男女問わず人気がある。ランチタイムは1950円。

 野菜ベースの濃厚なソースなど、5種類のオリジナルソースで楽しめる。

 ステーキにはライスかパン、アイスティーが付き、セルフサービスのスープとサラダはお代わり自由。野菜と牛肉を煮込み小麦粉でとろみを付けたスープや、ケチャップとマヨネーズがベースのフレンチドレッシングは、コザで親しまれる味だ。

 店内には、市内の老舗レストランやバーから引き継いだポスターやネオンサイン、かつて米軍公認の飲食店などに与えられた営業許可証「Aサイン」が掲げられている。店名の「OK」は、沖縄コザの略で、コザの歴史を感じられる、どこか懐かしい空間が広がる。

 當山さんは、「コザは『ステーキの町』。コザに来たら、ぜひステーキを食べてほしい」と呼びかけた。(中部報道部・屋宜菜々子)=金曜日掲載

 【お店データ】午前11時~午後10時(ラストオーダー午後9時)。ランチタイムは午後3時まで。32席。駐車場25台。木曜定休。テイクアウトあり。価格は物価により変動することもある。電話098(930)3555

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