肝細胞がんを患い八月に叔父から生体肝移植を受けた磐田市豊田南中の二年生、坂本パトリック龍輝(りゅうき)さん(13)が二日、移植を受けた京大病院を退院した。体調は良好で、近く登校を再開するという。
母レチーシアユカリさん(34)によると、龍輝さんは自宅で家族と過ごせることにホッとしている様子で「磐田には大好きな(市イメージキャラクターの)しっぺいが街のいろんなところに描かれていて、やはりいい。病院の外の空気はおいしい」と退院を喜んでいる。今後は必要に応じて京大病院に通院しながら、日常の生活に戻る。
龍輝さんは今年二月、県立こども病院(静岡市)に入院。肝臓の七割ががんに侵され、移植が最後の望みになっていた。保険が適用される腫瘍の数や大きさを越えていたため、多額の移植費用が自己負担となり、中学の同級生や、保護者による「リュウキ君を救う会」が三千万円を目標額に県西部で募金活動を繰り広げ、支援してきた。 (勝間田秀樹)
リュウキ君退院 生体肝移植終え「外の空気おいしい」:中日新聞しずおかWeb - 中日新聞
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