◆地元の絆と新鮮野菜
「やさいが主役!お肉が副菜」と看板に掲げる「のり飯stand」は、オーガニックや減農薬の野菜を使った総菜が自慢のキッチンカー。東京都八王子市生まれの店主、田村則久さん(43)=写真(上)=が地元農家から採れたての野菜を直接仕入れている。
「子どもがいるので余計に、健康的な野菜を食べてほしい思いがあるんです」
18歳から飲食店で働き始め、焼き鳥や海鮮料理など和食中心に修業を重ねた。調理だけでなく接客も好きだったので、キッチンカーに興味を持ち、昨年8月に独立開業。周囲に畑がある環境で生まれ育ったからこそ、働く人たちのランチに新鮮な野菜を届けたいと、都心で出店している。
写真(下)は、看板メニューの「やさいとお肉のランチBOX」850円。ナスの煮びたし、キュウリ・長いも・コリンキー(カボチャの一種)のぬか漬け、焼きトウモロコシ、サラダなどに、ローストポークと角煮、鶏そぼろを添えた。
肉類も上質。例えばローストポークは、ハーブやスパイスで下味を付けて1日以上寝かせ、低温でじっくり火を入れ、しっとりと仕上げている。手間暇惜しまず、自家製にこだわる。
「こだわりはもう一つ、かえし(そばつゆの元)です。地元そば店で教えてもらいました。煮びたしなどの隠し味にしています。味がブレないんですよ」
地元の絆が、味わいをさらに深くする。 (さりあ)
出没先は、キッチンカーの拠点「SHOP STOP」中心。日本橋室町、霞ケ関、北青山、御殿山、神南など。インスタグラムで情報発信中。アカウントは@norimeshi_stand
関連キーワード
おすすめ情報
<キッチンカー グルメ>のり飯stand(やさいとお肉のランチBOX):東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞
Read More
No comments:
Post a Comment