マカオのカジノで働く日本人の著書(尾嶋誠史著「天国と地獄」ポプラ社)を興味深く読んだ。
経済成長に伴い増加した中国の富裕層は、厳しい税制を逃れるため、あるいは国内に豪遊できる場所がないため、こぞってマカオのカジノに訪れるそうだ。そもそも中国で賭博は法律で禁止されているがマカオは海外扱い。マカオのカジノの年間売り上げは3兆~4兆円に上るそうで、中国の富裕層の多さ、カジノへ投じる金額の大きさは半端ない。売り上げが多すぎて、住民に税金を還付しているというから驚く。
一方でデメリットも紹介している。カジノで膨大な借金を抱え本国に帰らず逃亡する人▽全財産を失ってホテルで自殺する例▽深刻なギャンブル依存症――など。カジノでは現金ではなくチップを使うため、金銭感覚が鈍って自宅や株を担保に借金を重ねるというケースも多いらしい。
佐世保発!:IRに漂う空気 /長崎 - 毎日新聞
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