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Sunday, May 1, 2022

10年以内に食卓に?「培養肉」 3Dプリンターが“出力”する未来の食糧 - ktv.jp

10年以内に食卓に?「培養肉」 3Dプリンターが“出力”する未来の食糧 2022年04月28日

大阪府吹田市にある大阪大学。
工学研究科の3Dプリンターでは、ある食品を作る研究が進められています。 

【大阪大学大学院 工学研究科 松崎典弥教授】
「これは培養肉を作るための3Dプリンターになります。もともと医療にかかわるような(人体の)組織とか臓器のモデルの再現とかそういう研究をしていまして、人の細胞を牛の細胞とか動物の細胞に変えると、それが途端に医療の目的でなくて、食料の目的の肉になると」

こちらで行われているのは、3Dプリンターを使い、人工の肉を作るという研究です。
世界の人口増加に伴い、拡大し続けている肉の需要。
その食糧問題を解決するための切り札として、今、この研究が注目されています。

【大阪大学大学院 工学研究科 松崎典弥教授】
「肉を食べる時に箸でいじると分かるけど、細かい繊維からできてますよね。その細胞をプリントします。繊維状にプリントしていって、筋肉の繊維とか脂肪の繊維とか血管の繊維を作るんですね」

ーーQ:繊維を1本ずつ出していくイメージ?
 【大阪大学大学院 工学研究科 松崎典弥教授】
「1本ずつ出していきます、この針で」

まずは、ゼリーのような液体に針を差し込み、筋肉や脂肪の元になる繊維を一本一本プリントし、2週間ほど培養します。

そして実際の肉を顕微鏡で分析して作った設計図をもとに、1本ずつ手作業で並べて肉を再現します。 

まだ実験段階で気が遠くなるような作業が必要ですが、近い将来、これらの工程をすべて自動化することを目指し、研究を進めているということです。

【大阪大学大学院 工学研究科 松崎典弥教授】
「こういう技術で生産された肉というものがスーパーとかお店に出て、我々が買えるようになるまでは、多分これから5年…10年以内にはそうなると思います。SDGsとか環境汚染とか、消費者の皆さんの意識も今すごく高まってますし。いろんな負荷がない食材というものの需要も高いので、法整備さえ整えば、どんどん進んでいくんじゃないかなと期待をしています」

3Dプリンターで作られた培養肉が食卓に並ぶにまでには、まだ少し時間がかかりそうです。
味・安全性の確認や価格など課題はありますが、実現すれば、食糧問題解決への大きな一歩となることが期待されます。

(関西テレビ「報道ランナー」2022年4月28日放送)

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