希少部位「爽やか香り、ぜひ」
白山麓の耕作放棄地でヒツジを放牧している白山市木滑(きなめり)の里山総合会社「山立会(やまだちかい)」が3月5、19、26日、希少な白山麓産のラム肉を食べられる食事会を、同会が運営する飲食店「山立会食堂」で開催する。(吉田拓海)住民の高齢化で田畑の荒廃が進む木滑地域では、イノシシやサルによる獣害も深刻なため、新たに作物を栽培しにくい状況にある。約十四年前、県立大(野々市市末松)や住民団体「白山麓羊推進協議会」がヒツジの放牧に乗り出したが、高齢化で解散。食肉加工のノウハウを持つ山立会が二年前に生産を受け継いだ。
食事会では、うま味が凝縮したラムチョップや、やわらかな赤身が楽しめるヒレ、脂がのったロインなどの希少な部位の肉を提供。
自家製ソーセージの盛り合わせや、白山麓名物の堅豆腐や木滑なめこを用いた前菜プレート、野菜と共に骨を約一週間煮出したボーンブロススープなどが味わえる。参加費用は一人一万円。各開催日とも定員八人まで。新型コロナの感染状況によっては、開催日や形態を変更する可能性もある。
担当者の山本真奈未さん(24)は「外国産のラム肉とは香りの爽やかさが全く異なる。本州の山に放牧して育てたラムの肉は本当に貴重。ぜひ一度、味わって」と勧める。(問)山立会076(255)5579
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