フィギュアスケート会場の首都体育館に、選手の名前を書いた横断幕や旗はない。集まった数百人の中国の観客は招待客とされ、熱心なフィギュアファンばかりでもない。それでも10日の男子フリーでは、日本の3選手が会場を沸かせた。
青いカーテンの奥から、羽生結弦選手が姿を現した。悲鳴のような歓声が飛ぶ。リンクに降りると中国人記者が「羽生加油!(がんばれ)」と叫ぶ。観客席からは「緊張するね」とささやき声が聞こえた。
張り詰めた空気の中、演技が始まった。ジャンプで転倒。先ほどまでスマホを構えていた女性たちは身を寄せ合い、祈るように両手を握った。演技を終えると、羽生選手は6秒間天を仰いだ。観客は惜しみない拍手を送った。
フィギュア会場包んだ3人それぞれの空気感 一番の歓声さらったのは - 朝日新聞デジタル
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