食品加工販売の岐阜アグリフーズ(岐阜県山県市高富)の生産する県産地鶏「奥美濃古地鶏」の胸肉が、一時的な疲労感を軽減する効果があるとして、消費者庁の「機能性表示食品」に認められた。鶏肉が認められるのは全国で2例目。
同社は県内の奥美濃古地鶏のシェア9割を誇り、1平方メートル当たり10羽以下の環境で、抗生物質や抗菌製剤を一切使用しない飼料で育てている。胸肉には抗酸化作用のあるイミダゾールジペプチドと呼ばれる成分が多く含まれ、毎日、胸肉を40グラム食べ続けることで疲労軽減の効果を得られることが専門家の研究で明らかになっている。
同社は、もも肉に比べて需要の少ない胸肉をPRしようと、約7年前からこの成分に注目。生鮮食品の機能性表示食品のコンサルティングを手掛ける「野菜で健康研究所」(愛知県一宮市)と協力して含有量を分析するなどし、「奥美濃古地鶏むね肉」、同社の独自ブランド鶏「清流美どりむね肉」の2品目で認定を受けた。
今年8月から岐阜、愛知の一部スーパーで機能性表示食品として販売されているほか、11月29日から自社のオンラインショップでも販売を始めた。後藤康晴専務は「胸肉にしかない健康効果を多くの人に宣伝し、毎日おいしく食べてもらうための新しいレシピも提案していきたい」と話している。
「むね肉」に疲労軽減成分 奥美濃古地鶏、機能性表示食品に認定 - 岐阜新聞
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