
台風14号は東にルートをとり関東には18日の夜から19日の早朝にかけ最も接近する見込みだ。今回は「雨台風」で、接近前から大雨になっているところがある。 【画像】台風対策でこんな風に排気口をふさぐ人も そしてこの台風の特徴は、19日朝には温帯低気圧に変わるとみられるが、その後も注意が必要だということだ。台風が運んだ湿った空気と上空の寒気がぶつかり合うことで、強風のエリアが広がる可能性があるのだ。 こうした状況も予測されることから、自宅の台風対策をしている人も多いと思うが、そのときには用心してほしいことがある。それが、換気扇の給気口など、空気の通り道をテープでふさぐという行為だ。 過去にも取り上げているが、再編集して改めて注意点を振り返りたい。
台風対策としてふさぐ人もいる
2019年10月に「台風19号」が日本列島を襲ったときには、非常に強い勢力だったため、雨風が部屋に流入するのを防ごうと、換気扇の給気口や排気口を養生テープなどでふさぐ行為がみられた。 給気口は壁面に取り付けられたもので、換気扇(換気システム)が作動したとき、外気を室内に取り込むものだ。確かに風の強い日は、換気扇からは空気を感じられるし、ほこりが室内に入ることもあるが、この行動は台風対策となるのだろうか。 レンジフードの製造メーカー「富士工業」(神奈川・相模原市)に聞いたところ、雨風などは防げるが、ふさぐときに注意しなければならないこともあるという。
ほこりや雨風を防ぐ効果はある
――換気扇の給気口をテープなどでふさぐのは、台風対策となる? 効果はあると思います。自宅の換気扇としてよくみる、ファンに数枚の羽根を持つ「プロペラファン」やキッチン用換気扇の「レンジフード」で考えてみましょう。 プロペラファンは壁面に取り付けられ、室内と屋外を直接つなげています。テープなどを貼ると空気の通り道をふさぐことになるので、ほこりや雨風の侵入を防ぐ効果はあると思います。 また、レンジフードの給気口は室内に外気を取り入れるための空気の通り道ですので、こちらもテープなどでふさぐことで、ほこりや雨風の侵入を防ぐ効果はあると考えられます。 ――排気側の出口(排気口)はふさがなくても大丈夫なの? レンジフードの場合は、機器から排気口までダクトが配管されていて、レンジフード側の配管の根元には「シャッター」と呼ばれる、外気の流入を防ぐ装置が取り付けられています。これらの構造を考えると、排気口はテープなどでふさぐ必要はないと考えられます。 プロペラファンの場合は、壁を開けた状態で設置されていることが多いです。出口側からふさぐこともできますが、室内からふさいだ時点で雨風などを防ぐ効果はあると思います。 換気扇の給気口をふさぐことで、ほこりや雨風を防ぐ効果はあるとのことだ。だが実際にふさぐときは、注意しなければ思わぬ危険を招く可能性もあるという。
換気扇など“空気の通り道”をテープでふさぐ台風対策は有効?メーカーが教える適切な方法と注意点(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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