ファミリーレストラン「サイゼリヤ」に3月17日から春の新メニューが登場。なかでも注目が、「ラムのランプステーキ」(900円)です。
サイゼリヤのラム料理といえば、ラム肉の串焼き「アロスティチーニ」(2本400円)。2019年に発売されるや注文が集中しすぎて販売休止となり、その後復活して定番メニュー入りしたという伝説的な一品です。
やわらかなラム肉と「やみつきスパイス」という独自の香辛料の組み合わせが抜群で、私も何度となくリピートしています。赤ワインにめっちゃ合うんですよね〜。
「串焼きでも満足しているのに、そこからどどーんとボリュームアップしたステーキが味わえるなんて、うれしすぎる!」というわけで、さっそく食べてみました。
「実食!ラムのランプステーキ」
熱々の鉄板でやってきたのは、見まごうことなきステーキ。厚みもしっかりあって、「これから肉の塊を食べるぞ!」とテンションが上がるビジュアルです。
このステーキに使われているのは、「ランプ」という腰からお尻にかけてのやわらかい赤身。1頭からとれる量が少ないため希少な部位とされているそうですが、それをこんなにたっぷり・・・1000円以下で食べられるなんて最高じゃないですか!?
「アロスティチーニ」と比べると、圧倒的な「肉」感。真ん中をカットすると、きれいなロゼ色に焼きあがっていて、焼き方はミディアムレアと決まっているよう。
添えられているのは、シチリア産海塩とやみつきスパイス。まずは、ラムと相性抜群なやみつきスパイスで味わってみます。
さっぱりとした赤身のなかにほんのり羊らしい野趣があるランプ肉と、クミンやガーリックが効いて塩気もしっかり効いたスパイスがジャストマッチ! 噛みしめるほどに両方の味わいが融合して、「むふー」なんて声が漏れてしまいます。
「バリエーション豊かな、味変」
これは熱いうちに次の味も試してみなければ。そう、「サイゼリヤ」は自由に使える調味料を店内に常備しているので、いろんな「味変」が楽しめるのです。
唐辛子フレーク、グランモラビアチーズ、ブラックペッパー、とラムステーキに合いそうな3種類を用意しました。肉にはなにも味付けがされていないようなので、デフォルトの海塩と合わせて使ってみます。
「唐辛子フレーク+シチリア産海塩」
唐辛子がフレーク状なのでやみつきスパイスほど肉に密着せず、「ラム肉と、唐辛子」というセパレートな味わいになってしまいました。私はそれほど唐辛子が得意ではないので量を控えめにしたせいかも? 辛いもの好きな方はたっぷりかけてみるとハマるかと。
「グランモラビアチーズ+ブラックペッパー+シチリア産海塩」
もうひとつ、チーズとブラックペッパーを組み合わせると、脂っけの少ないランプ肉にチーズのコクが加わって、別の料理のような味わいになりました。ブラックペッパーの爽やかな辛みも効いています。
こんな風にラム肉でいろんな味を試せる機会ってそうそうないと思うので、やってみてよかった〜。原稿を書きながら「なぜ醤油は使わなかったのか」と後悔したので、それは次回の宿題とします。
そして、「味変」の後にやみつきスパイスに戻ると、ビシッと決まった味のバランスにちょっと感動。残りはすべてこの神マッチングで堪能しました。
900円で希少なラムのステーキをしっかりと味わえて大満足。ヘルシーな赤身なのでこの量を食べても胃にもたれないし、臭みなんてありません。ラム好きさんはもちろん、「羊ってクセがあるんでしょ?」という方にもぜひ食べてみていただきたいです。
もしかすると「アロスティチーニ」のときのように売り切れるかもしれないので、気になる方はぜひお早めに〜。私も近いうちにリピートします!
文・写真/泡☆盛子
肉好き興奮の新メニューを実食、サイゼリヤのラムステーキ » Lmaga.jp - Lmaga.jp(京阪神エルマガジン社)
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