2023年5月に登場したダイソンの「Dyson Zone」は、ヘッドホンに「口と鼻へ空気を送り込むシールド」が組み合わさっており、ノイズキャンセリング済みのクリアな音楽を楽しみつつ清浄済みのキレイな空気を吸い込むことができます。そんなDyson Zoneに触れる機会を得られたので、音質やノイズキャンセリング性能のチェックに続いて空気清浄機能がどんなものなのか確かめてみました。
空気清浄ヘッドホン|ダイソン
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シールドを取り付けた状態のDyson Zoneが以下。空気清浄機能はシールドを取り付けた時のみ使用可能です。
周囲の空気をイヤーカップに装備されているファンが吸い込み、フィルターを通過した空気がイヤーカップ前部からシールドを通って口と鼻へと送られる仕組みです。
風量は管理アプリ「MyDyson」を使って「低」「中」「高」「OFF」の4段階から選択可能。さらに、装着者の動きの強度に応じて風量が変動する「AUTO」も用意されています。
また、風量は左側のイヤーカップに配置されたファンボタンからも調整可能。ファンボタンを押すたびに風量が「OFF」「AUTO」「低」「中」「高」の順に切り替わります。
空気清浄機能を有効にした際のイヤーカップ周辺の風の流れを確認するために、風量を「高」に設定して線香の煙を近づけてみました。
実際に煙を近づけるムービーが以下。イヤーカップにかなり接近した時のみ、煙がDyson Zoneに吸い込まれて行くことが分かります。Dyson Zoneの空気清浄機能は遠くの空気まで吸い込もうとするわけではなく、Dyson Zoneに近い部分の空気だけを吸い込むように設計されているようです。
「Dyson Zone」の空気清浄機能を使った際のイヤーカップ周辺の空気の流れ - YouTube
公式サイトによると、「Dyson Zone」のフィルターは静電フィルターとカーボンフィルターの二重構造になっているとのこと。都市ガスやウイルスなどの除去性能は検証しにくいので、不快な匂いをどれだけ抑えられるのか確かめてみることにしました。
まずは、「Dyson Zone」を装着した状態でチーズ系のスナック菓子に顔を近づけてみました。この菓子はかなり濃いチーズの香りがするはずなのですが、「Dyson Zone」を装着した状態だとほとんど感じられません。シールドは口や鼻を完全に覆うわけではないのですが、気流コントロールによって清浄済みの空気のみが届いているようです。
続いて、ニンニク系の味付けがされた肉を焼いてみました。上階の編集部員が「いい香りがするぞ」と言いながら降りてくるくらいには香りが充満しているのですが、「Dyson Zone」を装着しているとほとんど香りに気付きませんでした。これなら「カフェで勉強していたけど近くの客が匂いの濃い料理を食べ始めて集中できない」「同じ車両の乗客が豚まんを食べ始めて匂いで酔いそう」といった状況を回避できそうです。
「Dyson Zone」には優秀なノイズキャンセリング機能が搭載されているため、装着している本人はファンの音を気にすることなく快適に過ごせます。しかし、周囲の人にはファン音が届いているので、どれだけの騒音を発しているのか確かめるべくイヤーカップから15cmの位置で騒音を測定してみました。
風量を「低」「中」「高」に切り替えながら騒音を測定したムービーが以下。風量「低」の騒音は約39dBAで、風量「中」は約48dBA、風量「高」は約54dBAでした。風量「低」や「中」だとエアコンや換気扇の音の方が大きいためあまり気になりませんが、風量「高」だとかなり気になるファン音が聞こえてきます。このため、静かな場所で「Dyson Zone」を使う場合は風量を「低」か「中」に設定するのがオススメです。
「Dyson Zone」のファン音がどれくらいなのか測定してみた - YouTube
「Dyson Zone」のフィルターはイヤーカップの内側に搭載されており、イヤーカップのフタは手で軽くひねるだけで取外し可能。
フィルターも簡単に外れるので、フィルター交換は容易です。
フィルターの交換時期はMyDysonで確認できます。
なお、Dyson Zoneは2023年5月23日から日本での発売が始まっており、公式オンラインストアでは限定モデルの「プルシアンブルー/ブライトコッパー」が税込13万7500円、「ウルトラブルー/プルシアンブルー」が税込12万1000円で入手できます。
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