地球環境の問題などから、いろいろな食のスタイルを試しているという人も多いはず。今回はホリスティックへルスコーチのAYUMIさんに一定期間、肉を食べることをやめていたのに、再び肉を食べ始めた理由について教えてもらった。
※ウィメンズヘルスは、さまざまな食のスタイルがあるなかで、自分が精神的、身体的、感情的に心地よいと思える選択肢がよいと考えています。
ホリスティックコーチとして、私はこれまで様々な食事スタイルを自分の体を使って実験的に食事スタイルを試してきた経緯があります。
以下は私がこれまで行ってきた食事スタイルです。
私の食事の履歴書
- 3ヶ月のアメリカ、アリゾナ州でのヴィーガン(動物性食品をいっさい口にしない完全菜食主義者)
- 1年のベジタリアン(動物性食品を避け、植物性食中心。私の場合卵は食べていました)
- 2年のペスカタリアン(牛や豚などの肉類は食べないものの、魚介類は食べる菜食主義者)
- 1年半のアーユルヴェーダの食事スタイル(私はヴァータ ピッタと二つの複合的体質)
- 夏の間1ヶ月のローフード食
- 2日で自分に合わないと決断した糖質制限
ヴィーガンを始めたきっかけ
私の場合、ホルモン剤や抗生物質、地球環境の問題、海外でヨガや瞑想する友人達が菜食主義をしていたことなどから影響を受け、それまで食べていた肉類、動物性食材を食事から省くことにしました。
最初はヴィーガン、その次にベジタリアン、ペスカタリアンの食事方法を行いました。
ヴィーガンという食スタイルをはじめた当初、アリゾナという菜食主義者が多い環境で私は肉や魚を食べたいという欲求は全くなく心地よく感じていたため、日本に戻ってからもベジタリアンを続けることにしました。
どんな変化が起きた?
当初はヴィーガンと同じように1ヶ月程は気持ちよくできましたが、2カ月、3カ月と進むうちに、体のエネルギー不足を感じるようになりました。
そして、1日を通してエネルギーが続かなくなり、疲れやすい体に。ビタミンやタンパク質の摂取も増やしましたが、週に4日ほどハードなトレーニングをする私は、以前と比べて体が細くなくなりました(いい意味ではなく筋肉が落ちて)。ハリやシェイプがなくなっていった為、そこから動物性の必要性を感じて魚など魚介類を摂取するペスカタリアンに移行し、今は肉も魚も摂取するようになりました。
菜食主義ベースの食事では亜鉛が不足しており、私の場合、特に牧草で育てた牛肉や子羊のような亜鉛を多く含む肉を食べ始めると、肌や髪に艶が戻り、外見的にも内面的にもハツラツとした力がみなぎってきました。
今の食事スタイル
加工されていない新鮮な野菜、果物などの植物ベースが基本でラム、牛肉を食べたくなる時に食べ、家族や友人と食事に行くときは制限はせずに口にしています。
私にとって動物性である肉、魚類を食べることは、本当に元気になることです。今、自分の食事スタイルを心から気に入っています。
適切な栄養はバランスが重要だと考えています。私は今でも植物ベースの食事をサポートする考え方、価値観があります。それは、地球環境のことや家畜の飼育、扱い方にも懸念があることは事実だから。今後世界は植物ベースのライフスタイルへ向かっていくと思います。
しかし、私にとって最も重要なことは自分の体と精神に心地いいと感じ、消化ができるもの。自分に厳格にルールを決めないようにしています。
肉であろうと、ポテトチップや添加物と言われる一般的に体に悪いと言われるものでも、食べたいものは「自分の体の声を聞く」。何でも食べるようにし、それらを選び食べる許可を自分に与えています。そうすることでいつでも健康的な自分の食スタイルを維持し続けることが簡単にできるからです。肉を食べる、チップスを食べることへの罪悪感はありません。
食べると決断したなら、選択できる可能な範囲で(持続可能的な飼育されたもの、良質な食材など)“質が最高のもの” を選ぶ努力をして口にします。
食事スタイルを構築することへの皆さんへのアドバイスは、(他人を害しないことに加え)自分自身を傷つけないこと。どのような食生活を選んでも、それがあなたに害(精神的、身体的、感情的に)を引き起こしていないか、常に確認してください。重要なことは何があなたにうまくいくかです。
自分の食事パターンにレッテルを貼ったり、厳しく判断したり、固執したりしすぎないで。
自分自身に本当に正直に、何よりも食事を楽しんでください。
食事は喜びのためにあるのだから!
私がベジタリアンをやめて、肉も食べる理由 - Women’s Health Japan
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