楽天リリーフ陣の足元が変わった。9日オリックス戦の試合前練習から、ソックスを上げる“オールドスタイル”姿でそろっている。発起人は安楽智大投手(26)。「しょうもないことかもしれないですけど、なにか1つ、みんなで空気が変わったりしたらいいなと思っています」と力を込めた。

今季リリーフの不調が続いている。チームの19敗中、救援陣で7敗。救援防御率はリーグワーストと振るわない。チームも最下位に沈んでいる中、安楽が心がけるのは明るく、元気な雰囲気を続けること。「僕自身打たれてしょんぼりしちゃう部分はありますけど、そういうのはいい方向に絶対に転がらない。しょんぼりせず、前向きにやっていくのが一番かなと思うので、練習中から雰囲気を心がけています」と話した。

26歳ながら、現在の1軍救援メンバーで年上は酒居、宋家豪、松井裕のみ。西口、鈴木翔、吉川と同学年で、宮森、内は年下。「監督にもブルペンを引っ張ってほしいと言っていただいている。去年、一昨年と50試合以上投げさせてもらった経験もある。悪かったこともたくさんありますし、そういうチームの雰囲気にならないように、少しでもいい方向になれば」と願う。浮上へ向けて、明るく前向きに戦っていく。【楽天担当 湯本勝大】