私たち豚生産者は、消費者の皆様の笑顔を胸に日々生産に従事しております。「自分たちが愛情いっぱいに育てた豚肉が一番おいしい!」と、日本中の養豚生産者は皆、食肉に携わっていることに誇りを持って頑張っています。
でもこの気持ちが片思いだったらどうしよう。消費者の方々は私たちのことをどのくらい知っていて、何を求めているのだろう。心ない投稿をきっかけに、私はいてもたってもいられなくなり、割烹(かっぽう)屋さんとお肉屋さんの友人と共に、豚肉専門レストランをオープンする決意をしました。
今では、たまにお店に立ってお客様とコミュニケーションを取ることが私の大切な時間となっています。「豚ってこんなにかわいいんです!」「私たちはこんな想いで働いています!」とお客様に話しかけると、皆さんとても喜んでくださいます。お店のお客様と両思いになっている、自分では勝手にそう思っています(笑)。
豚肉、それは私たちと同じ「いのち」あるものです。お客様が「いのち」と向き合う「いたただきます」のその瞬間を、これからも大切にしていきたいと私は考えています。
【お肉のコラム】(32)食事するお客様が「いのち」と向き合う瞬間 - 日本農業新聞
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