
もう空気入れ探さなくてもよくなる…といいな。
ボールを使おうと思ったら空気が入ってなくて、空気入れを探しても見つからず…なんてこと、ありがちです。
要らないときはあちこちにあるのに必要なときに見つからない道具ランキングでつねに上位、それが空気入れですよね(うちだけ?)。
でも、空気を入れなくてもずっと使えるボールのプロトタイプができてるみたいです。しかも、3Dプリントでできるそうですよ。
中が空洞のボール
スポーツ用品メーカーのWilsonが、「Wilson Airless Prototype」を発表しました。普通のボールは内部に圧縮空気の袋が入ってますが、Wilson Airless Prototypeはキッチンのザルを2個くっつけたみたいな感じの空洞です。
「エアレス」っていうと中身が真空みたいでちょっと語弊がある気がするんですけど、一般にはこういうものを「エアレス」と呼ぶみたいですね。
Wilsonは産業用3Dプリントに特化したEOSという会社の協力によって、このエアレスボールを作りだしました。EOSは元々、航空宇宙や医療といった分野で3Dプリント技術を提供してきた実績を持ってます。
The Making of the Wilson Airless Prototype Basketball
EOSが使った技術は、いわゆる「3Dプリント」といって想像するような、溶けたプラスチックを固めていく手法じゃありません。
彼らは粉末状の樹脂をレーザーで硬化させ、ごく薄い層を重ねていくことでディテールを作っていきました。
これにより、「重量、サイズ、リバウンド(弾み方)も含めた公式バスケットボールのパフォーマンス要件」をほぼ満たすボールができました。
このエアレスボールはいろんな色に染めることもでき、今年のNBAオールスターゲームのイベントでは全ブラックのプロトタイプがデビューしました。
車のタイヤもエアレス
このエアレスボールよりだいぶ前に、ブリヂストンが車用のエアレスタイヤを開発して小さな一人乗り乗用車に装着、2011年の東京モーターショーで披露してました。
変形して衝撃を吸収するプラスチックのスポークを使って、空気補充の要らないタイヤを実現してます。変形しても形は保持して、ちゃんと回転し続けるんです。
でもブリヂストンのエアレスタイヤはまだそんなにメジャーには実用化されてなくて、一部の四輪バギーや軍用車、自転車に採用されてる程度です。
最近は出光興産と組んでの実証実験が発表されていました。有望そうな技術なんですが、どんな地形や天候にも安全に対応できるエアレスタイヤを作るのは難しいようです。
でもバスケットボールなら、人間を何人も載せて時速100kmとかで走る機械を支えるわけでもないし、雪の中で使えなくてもまあ問題ないですね。
今のところNBAがWilsonのエアレスボールを公式採用する予定はありませんが、まだまだこれからです。Wilsonは今後もデザインの開発、改善を進めていきます。
もしNBAで採用されなくても、この技術が普及していけば、使えるボールがなくて、空気入れもなくて遊べない…ってことはなくなるかもしれません。
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空気入れ不要のバスケットボール、3Dプリントできるって? - au Webポータル
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