弘前市の弘前大学教育学部附属小学校で、5、6年生を対象に、食育プログラム「食べて学ぶSDGs」が行われた。建設コンサルタント事業を展開する八千代エンジニヤリング(本店東京都)の企画で、小学生への実施は同校が全国初。児童たちは授業や「おからこんにゃく」を使用した代替肉の試食を通じ、環境問題や食料問題に理解を深めた。
食育プログラムは、食に関する社会問題やSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組みを学んでもらおうという同社の企画。今年6月の弘大附属中での授業など中学生を対象に行ってきたが、小学生にも学んでもらいたいとし、同小での実施を決めた。
今回は八戸市などで飲食店を展開する金剛グループが協賛。金剛グループは昨年末、県産食材「おからこんにゃく」を肉の代替品に使った製品「OKAKON MEET(おかこんミート)」を開発し、キーマカレーやマーボー丼など6種類のレトルトパックを発売しており、授業に同商品のミートソースを提供した。
同小では16、17日に5、6年生約80人が受講。6年2組の児童22人は17日、家庭科室で、講師の管理栄養士・鈴木結理奈さんから牛の生産で排出される温室効果ガスの量のほか、国内におけるフードロスの現状、昆虫食などの新たな食の選択肢などを学んだ。続いて、代替肉のミートソースを試食。児童からは「食感も味もよかった」「大豆のにおいがしなかった」といった感想とともに、周知に向け「給食に取り入れる」「イベントの開催」との意見が出た。
【写真説明】おからこんにゃくを使用した代替肉で作ったミートソースを試食する児童たち
代替肉で環境考えよう 弘大附属小児童が試食 by 陸奥新報 - 陸奥新報
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