<土曜カルチャー>
加藤雅也主演の映画「愚か者のブルース」の全国公開が始まった。「浮気なストリッパー」(2015年)、「彼女は夢で踊る」(19年)に続く、広島発ストリップ劇場3部作の最終章。自らメインキャストの一人として出演し、脚本も手がけた横山雄二監督(宮崎市出身)に聞いた。
「映画界に一石を投じたかった。今の日本映画は奇麗な作品が多い。映画ファンは熱く、元気がある作品を見たいと思ってるはずです。大人が笑って泣いて、劇場を出た後は肩で風を切って町を歩きたくなる。そんな作品になっています」
全編を通し、昭和のにおいが濃厚に漂う。「浮気~」でメガホンをとった横山と、「彼女~」で主演した加藤が企画プロデューサーとしてタッグを組んだ。21年に閉館した広島市のストリップ劇場・広島第一劇場が主な舞台。30年前に賞を総なめにした名作映画を撮りながら、現在は怠惰な日々を過ごす映画監督の大根(おおね)(加藤)、ヒモ状態の大根を懸命に支えるピンサロ嬢のタマコ(熊切あさ美)、大根の大学時代の後輩で、2…
映画「愚か者のブルース」 熱く、切ない昭和の空気 ストリップ劇場3部作最終章 - 毎日新聞
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