雪上車の列は南極大陸の内陸部にある、みずほ基地に到着した
昭和基地を出発して7日目、2020年10月12日、南極大陸内陸のみずほ基地で初めての朝を迎えた。
白くかすむ地吹雪の中で作業開始だ。昭和基地から270キロ、雪上車でひっぱってきた燃料は、ドラム缶12本がのったそり15台分。1台ずつ切り離す。ワイヤが雪に埋まって凍り付いてしまう前に急がなくては。
私は雪上車に乗ってそりを運び、時には作業者の風上に車をまわして風よけをつくる。男性たちは大きな金属の留め具に力をかける。「うー」。凍りついてなかなかはずせない。標高2244メートル、空気が薄く、息も絶え絶えだ。顔を上げれば雪がたたきつける。「痛い! 前が見えない」
そりを切り離した雪上車4台…
極寒に薄い空気で息絶え絶え、南極で過酷作業、吹雪のみずほ基地で:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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