9月27日に東京・北の丸公園の日本武道館で行われた安倍晋三元首相の国葬(国葬儀)は関係者の心がこもった厳粛な儀式だった。富士山を愛した安倍氏の思いを表した式壇に、人柄がにじみ出る生前の映像‥。一方で、場内で直接取材していて気になったのは、参列者の緊張感のなさだ。式中、2度にわたり携帯電話の着信音が鳴ったり、式次第をうちわ代わりに仰いだりする姿もあった。厳かな空気に包まれていただけに、わずかな緩みがとりわけ目立った。
国葬には、海外要人や元職を含む国会議員、地方自治体首長ら4183人が参列。開式前にはアリーナから2階席まで座席の9割程度が埋まり、携帯電話で場内の写真を撮る人は目立ったものの、一様に静かな雰囲気に包まれていた。
武道館では午後2時ごろ、遺骨の到着を伝える自衛隊の弔砲がとどろいた。開式後に流れた生前の映像は、安倍氏が演奏した「花は咲く」のピアノ演奏をBGMに、これまでの功績や本人の言葉が力強く響いた。
【政界徒然草】国葬、静謐な空気破った着信音 - 産経ニュース
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