空気圧により膨らむ風船構造で作られた新しい電動モビリティ
メルカリの研究開発組織 「mercari R4D(アールフォーディー)」(以下、R4D)は、空気で膨らむ電動モビリティ「poimo(ポイモ)」を欧州最大級のスタートアップ・テックイベント「Viva Tech 2022」に出展することを発表した。
poimoは、R4Dと東京大学大学院工学系研究科の川原圭博教授が総括するJST ERATO川原万有情報網プロジェクトとの共同研究でスタートしたプロジェクトで生まれた、空気圧により膨らむ風船構造(インフレータブル構造)で作られた新しい電動モビリティとなる。
R4Dは、短距離移動の手段の一つとしてpoimoの社会実装を目指し、研究・開発を進めている。今回の「Viva Tech 2022」への出展は、poimoの海外での認知拡大、欧州ニーズの把握、企業提携の機会創出を目的としており、海外イベントで初となるpoimoの実物展示を行なう。
poimo新型プロトタイプについて
今回「Viva Tech 2022」にて初公開となるpoimoの新型プロトタイプは、社会実装に向けて、従来のソファ型と比較し、安全性と耐久性をさらに高めたモデルとなる。また、誰もが安心して利用できるよう、より落下しにくい形にボディデザインを変更している。
今後もR4Dはpoimoの走行性、操作性、耐久性などの向上に取り組むと共に、共創パートナー企業や自治体の方々と社会実装に向けた実証実験に取り組んでいくという。
「Viva Tech 2022」概要
「Viva Tech 2022」は、2022年6月15日(水)からパリで開催される欧州最大のスタートアップ・テックイベント。今回の出展では従来のソファ型のpoimoをベースに開発した新しいプロトタイプの展示および試乗体験を実施。
・開催日:2022年6月15日(水)~2022年6月18日(土)
・開催場所:Paris Expo Porte de Versailles
・イベントサイト:https://vivatechnology.com/
【mercari R4Dについて】
「mercari R4D」は2017年12月に設立した、社会実装を目的とした研究開発組織。R4Dは、研究(Research)と4つのD、設計(Design)・開発(Development)・実装(Deployment)・破壊(Disruption)を意味する。
「テクノロジーの力で価値交換のあり方を変えていく」をコアコンセプトに、メルカリグループのサービスや事業における将来的なイノベーション創出を目指し、AI、ブロックチェーン、HCI(ヒューマン・コンピュータ・インタラクション)、量子コンピューティング、モビリティ等の研究開発を行なっている。
関連情報:https://r4d.mercari.com/mobility
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
空気で膨らむ乗り物!?メルカリの研究開発組織が風船構造の電動モビリティ「poimo」を公開| - @DIME
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