「京都市民の私が見てきた鴨川デルタ勢力図」
そんなコメント共に投稿された一枚の「図」が、ツイッター上で注目を集めている。
鴨川デルタとは、京都市を流れる一級河川・賀茂川と高野川の合流地点にある三角州のことだ。この川は三角州より下流で「鴨川」と書くようになる。
そんな場所に一体、どんな「勢力」がいるというのだろうか?
こちらは、京都在住のクリエイティブ系会社員・こち(@cochi_wan)さんが2022年6月16日に投稿した図。賀茂大橋の少し南から、出町橋・河合橋の少し北までが描かれており、そのあちこちに「勢力」の名前と分布している場所が示されている。「カップル」や「大学生」「トンビの狩場」「石積みアーティスト」......なるほど、この場所には多くの「勢力」が混在しているようだ。
こちさんが投稿した勢力図に対し、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「1度見たことあるけど、これだったわ(笑)」
「今日音楽の民ゾーンあたりで、ソーメン流ししてる一団もいました。なんでもあり感がデルタ」
「河合橋の右端にギター弾いてる一団を」
どうやら、他にも色々な「勢力」が出没するようだ。鴨川デルタ、カオスすぎる......。
おすすめは「大道芸・ダンス」の下
Jタウンネット記者は21日、「勢力図」についてこちさんに詳しい話を聞いた。図を作ったのは、鴨川デルタの西側に同志社大学の、東側に京都大学の学生が集まりがちなのが面白いと思ったことがきっかけだったという(同志社大学今出川キャンパスはデルタから西に徒歩10分強、京都大学吉田キャンパスは東に徒歩10分弱の場所に位置している)。
「また、最近再放送していた『四畳半神話大系』というアニメの聖地が鴨川デルタだったため、どこにどんな人がいるのか見える化しようと考えたところ、鴨川デルタ勢力図を思いつきました」(こちさん)
こちさん自身、鴨川デルタ全体にはよく訪れているそうで、その時ことを思い出しながら製作したという。ちなみに、そんなこちさんのオススメのスポットは、勢力図で言うと「大道芸・ダンス」の下辺りだとのこと。
「時間帯にもよりますが『大道芸・ダンス』の下は人が溜まりにくいのでおすすめです。もしくは、鴨川デルタ中程のカップルの所は木陰になっており、ベンチもあるため過ごしやすいかと思います」(こちさん)
一方、逆におすすめできないのは「出町橋」の橋下で、「夏の夜には偶にゴキブリが出没するので気をつけた方が良いと思います」。
また、中洲の中央辺りに書かれている「陽」は「明るく華やかな方々が集まる場合が多い」場所を表している。その下の、中洲の先端辺りにある「隠」は、「隠れた面白い人がいる所」らしい。
「(『隠』の場所には)鴨川デルタの先端に石を置いて拡張している方、一人で寝転がって鴨川デルタを我が物顔にしている方、酔っ払って転がり落ちている方などがいます」(こちさん)
投稿がツイッター上で反響を集めていることについて、こちさんは
「ここまで反響があるとは思わなかったです。また沢山の鴨川デルタについてのお話をお寄せいただき、自分以外の目線から新たに鴨川デルタを知る事が出来ました」
とコメントしている。
色んな人たちが、それぞれ自由に過ごす鴨川デルタ。皆さんも京都を訪れた際には、ここでのんびり過ごしてみては?
色んなヒトがいるもんだなぁ 「なんでもアリ」な空気漂う「鴨川デルタ勢力図」が楽しい(全文表示)|Jタウンネット - Jタウンネット
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