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Monday, May 23, 2022

ファーストフードとどう違う?高価格の代替肉グルメバーガーを食べくらべ| - @DIME

ファストフード店のメニューで定番化が進む代替肉バーガー。今年は、高価格帯のグルメバーガーにも代替肉バーガーが進出だ。はたして代替肉でグルメとは? 高いお金を払って牛肉ではない代替肉を食べるか!? ヴィーガンではないが食べてみた!

前編:ファストフード店で定番メニュー化が進む「代替肉バーガー」の食べ比べ<1>

アメリカWayback Burgersの日本上陸。メニューに「ネクストバーガー」

アメリカから日本初上陸のハンバーガーチェーン、Wayback Burgers、プラントベースフードのブランド「2foods」からグルメバーガーの登場が相次いでいる。

Wayback Burgersはアメリカで人気上昇中のグルメバーガーショップ。今年3月に東京表参道に日本の1号店をオープンした。そのメニューに「ネクストバーガー」、お値段1100円がある。サラダと飲料セットの「ヴィーガンセット」は2300円だ。

「ネクストバーガー」のパティは、その名にあるように、日本のネクストミーツの製品を使っている。

ネクストミーツは「地球を終わらせない。」を理念に掲げる日本のフードテックベンチャーだ。2020年に発売した「ネクストバーガー1.2」をはじめ、「ネクスト牛丼」「ネクストカルビ」「ネクストツナ」など商品の幅を広げ、ヴィーガンのみならずエシカル消費に敏感な人々の注目を集めている。昨年6月、アメリカ・カリフォルニアで行われたヴィーガン向け食のイベントでWayback Burgersとコラボしたのがきっかけで、日本上陸第1号、表参道店でのメニュー開発に至った。既存のネクストバーガーを基にしながらも、Wayback Burgersオリジナルに開発されている。「食感を意識して改良しています」と、ネクストミーツの牧野勇也さんは自信を持っている。パティだけで見ると220キロカロリーと低く、タンパク質は17gとけっこうな量を確保できる。

ドーンとボリュームたっぷりのネクストバーガー。濃厚なソース、新鮮な野菜、シズルあふれる食べ心地。パティの噛みごたえに線維質感が加わり、食感のグレードアップを感じる。

植物性の「ネクストツナ」と胚芽入りオーツ麦が原料の「ネクストミルク」がセットの「ネクストバーガーヴィーガンセット」(2300円)は値段だけのことはあって、これらならふだん肉食の人もガブガブ食べて満足するはず。

今後の店舗展開や、代替肉メニューについてWayback Burgers に聞いた。

「今後は代替肉のナゲットを販売予定です。店舗によっては、植物性フォアグラバーガーの販売を検討しています。他国のフランチャイズでも、ネクストバーガーを使用したハンバーガーの販売予定です」(WB Burgers Japanの CEO石塚孝一さん)と、大きな飛躍を感じさせる。

Wayback Burgersは今後アジアでもフランチャイズを展開していく予定。そこでも代替肉メニューが登場、どんどん広がっていきそうだ。

Wayback Burgers 表参道店に張り出されていたポスター。ちなみにwaybackとは「昔の」とか「遠隔地」といった意味。昔ながらの手づくり要素を残したハンバーガーが特徴だ。http://www.wb-burgers.jp

映え感もボリュームもたっぷり2foodsのプラントベースバーガー

“ヘルシージャンクフード”をコンセプトに、やみつきになるようなおいしさとヘルシーさの両立を掲げて、昨年登場したプラントベースフードブランドの2foods(トゥーフーズ)。そのメニューに4月、グルメバーガーが2種登場した。これまでも「まるでバターチキンライス」「生食感の濃厚ガトーショコラ」「ラズベリーピスタチオドーナツ」などなど、ジャンキー感あふれるメニューを、動物性原料はもちろん、合成着色料や化学調味料不使用で独自に開発してきた。

新登場のハンバーガーは、「ジャンクフードの王道ともいえるハンバーガーの開発は、1年以上前から構想していました」(商品開発の齋田佳秀さん)という満を持してのメニュー化だ。

手前は「スパイシージャンクバーガー」。たっぷりのトマト、オニオン、レタスの野菜類に、あふれんばかりの特製トマトソース。かじるごとに食材が複雑にからみながら変化して最後まで味わい深い。奥は「濃厚てりやきアボガドバーガー」。濃厚なタルタルソース、甘辛のてりやきソースのダブルのコッテリを、フレッシュなアボガドとシャキシャキ野菜が受け止める。いずれもイートインで1320円。

ご覧の通り、口の開き方に工夫が要りそうな超ビッグなハンバーガー。一生懸命かじっているうちに、パティの原材料が植物性であることなど忘れてしまう。ポイントは歯ごたえにある。映え度も高い。

「パティの開発でこだわったのは“肉粒感”。パティの質感を活かしながらバンズ、野菜、ソースを組み合わせて、試作を繰り返しました」(齋田さん)。

もうひとつの特長は、パティが2種類あって選べること。
ひとつは「ジューシーパティ」で、肉粒感を感じるタイプ。香港のomni社の植物肉をベースにしたオリジナル。大豆、エンドウ豆、米、シイタケ由来の植物性タンパク質を主原料とし、鶏肉のミンチのようなさっぱりした味わいと肉粒感が両立している。

もうひとつは「弾力パティ」で、噛みごたえのあるタイプだ。オーストラリアに拠点があるv2foods社の植物肉を使用。大豆由来の植物タンパクを主原料としており、弾力、うまみともに強い。パティ1枚あたりタンパク質が18gと栄養価も高い。

いずれのメーカーも、スタートアップである点が共通している。プラントベースフードが、世界が注目する成長分野であることを示していると言えるだろう。

2foodsの直営店は都内に6店舗。写真は、渋谷ロフト店。https://2foods.jp

当然ながら値段の差は歴然!

2社のグルメバーガーと、既存のファストフードチェーンのバーガーを食べ比べてみると、当然ながら値段の差が実感できた。具材やソースがぜいたくなことに加えて、パティに繊維質感、粒感が加わり、歯ごたえを感じる。プラントベースフードにしたたる肉汁は期待するものではないが、しかしソースが沁み込む余地があるのか、パティをかむごとにシズル感は感じられた。

アジアでも注目される代替肉。特にアジアでは鶏肉の人気が高い傾向があるという。鶏肉は牛肉、豚肉と比べると、代替肉っぽさが薄まる印象があり、広がる余地は高いと見られている。すでにシンガポールや台湾での代替肉消費は日本より先を行っている。

おいしいだけでなく、エシカルなだけでなく、ビジュアルも意識した代替肉バーガーは、お肉メニューの最先端。グルメを看板にするバーガーショップには必須メニューになるかもしれない。

取材・文/佐藤恵菜

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