マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングは、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2500人を対象に「食に関する調査(2022年)」を実施。「食」に関わる実態や意識・購買行動などを全般的に聴取し、その中から外食や値上げ、トレンド食品にフォーカスした分析を公開した。
外食頻度・外食先・外食理由
ここ最近の外食頻度は、「週に1回以上」は30パーセント、「月に1回以上」は56パーセントだった。年代別には、20代、40~50代の外食率がやや高く、直近1年間の外食先は「和食店」「ファミリーレストラン」「ラーメン店」がトップ3。20代は「ファーストフード店」、60代は「和食店」「うどん/そばの店」の利用が目立った。
外食をする理由は、「美味しいものを食べたい」「好きなものを食べたい」「息抜きや気分転換したい」が上位。20代では「友人/知人との会話を楽しみたい」が他年代より高めだった。一方で直近1年間に外食をしなかった理由は、「コロナに感染したくない」が最も高く、「節約したい」「行くのが面倒」と続き、「コロナに感染したくない」は60代で61パーセントと極めて高かった。
値上げやフードロスに対する意識/行動
食品の値上げが続く中、「いつも買う商品が値上がりした時にどのような行動をとるか」の質問に対して、「値上がりしても、いつも買う商品を買うことが多い」は33パーセントで「同ジャンルの安い商品に替えることが多い」が30パーセントと拮抗。
年代が高くなるほど「値上がりしてもいつも買う商品を買う」割合は増え、中でも60代は52パーセントと半数を超える。逆に20~30代は「安い商品に替える」が多数。ステルス値上げについては「気付いている」の42パーセントと「なんとなく気付いている」の38パーセントと合わせて81パーセントがステルス値上げを実感している。50~60代は「気付いている」割合が5割と高かった。
フードロスに対して普段行っていることは「残っている食材から使う」「必要な分だけ買って食べきる」「冷蔵庫や食品庫にある食材を確認している」が3割を超える。50~60代はフードロスに関して多数の行動をとっている人が多かった。
トレンド食品の認知/購入状況
最近話題にあがっている食品のうち認知率が高いのは「オーツ麦・オートミール」「地産地消」「代替肉」「昆虫食」。購入経験があるのは「地産地消できる食材」が23パーセント、「オーツ麦・オートミール」は14パーセント程度でほかの食品はまだ低い。
どのような食品か説明文を提示し、興味関心を聴取したところ、「地産地消」「代替肉」「オーツ麦・オートミール」「スーパーフード」「フェアトレード食品」が上位にあがった。女性のトレンド食品に対する興味関心は全般的にやや高い傾向があった。
レポート項目一覧
属性設問(性別/年齢/未既婚/同居家族/家族人数/居住地/職業)
■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ
調査地域:全国47都道府県
調査対象:20~69歳の男女
調査期間:2022年4月1日~4月3日
有効回答数:本調査2500サンプル
※調査結果は端数処理のため構成比が100パーセントにならない場合があります。
引用:クロス・マーケティング
構成/KUMU
「オーツ麦/オートミール」「地産地消」「代替肉」「昆虫食」購入経験があるものはどれ?|@DIME アットダイム - @DIME
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