鳥獣害対策で捕獲した野生のクマの食肉加工を行っている西目屋村と、村内の観光施設を運営するブナの里白神公社は、新たな特産品としてクマ肉を使った「クマカレー」と「クマ丼」のレトルト商品を完成させた。関係者は「どちらも肉は軟らかく仕上がった。硬くて臭みがあるというクマ肉のイメージを変える商品になると思う」とPR。道の駅津軽白神内の売店で21日に販売を始める。
村では鳥獣害対策として箱わなで捕獲したクマやシカといった野生動物を、2020年11月に開設した食肉加工施設で処理し、新たな観光資源「白神ジビエ」として昨年夏から提供している。村によると昨年度捕獲したクマは38頭。このうち食肉に向く26頭を食肉処理し、700キロを確保した。観光施設の一つである道の駅津軽白神のレストランではクマそば、クマ丼、クマ串を味わうことができる。
白神ジビエメニューに次いで今回はレトルト商品を初めて開発。クマカレーは数種類の香辛料とリンゴジュースをブレンドした中辛のルーに大ぶりのクマ肉が入っている。クマ丼は薄切りの肉とタマネギ、タケノコ、ゴボウをしょうゆと塩こうじで味付けした。値段はどちらも1食980円(税込み)。
【写真説明】クマ丼(左)とクマカレーのレトルト商品
クマ肉のレトルト商品21日発売/西目屋 by 陸奥新報 - 陸奥新報
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