長野県特産のエノキダケを鍋の季節以外にも食べてもらおうと、生産者などのグループがエノキダケを主な原料とした代替肉を開発しました。
代替肉を開発したのは、長野県内のエノキダケの生産者や加工食品業者などでつくる「明日はきのこを食べようプロジェクト」で、１４日、県庁で、代替肉で作ったレトルトのハンバーグが披露されました。
代替肉は、細かく刻んだエノキダケ４０％にタマネギなどを混ぜて作られ、冷めても固くなりにくく、製造コストも安く抑えられるということです。
エノキダケは長野県が全国のおよそ６０％のシェアを占めますが、鍋のシーズンが終わると需要が落ち込む傾向にあり、冬場以外の消費拡大が課題となっています。
プロジェクトでは、先月、細かくしたエノキダケとひき肉を１対２の割合で混ぜたメンチカツを一部の学校の給食で試験的に提供したところ、子どもたちの９５％以上が「おいしかった」と答えたほか、７０％近くが「エノキダケが入っているとは思わなかった」と回答したということです。
プロジェクトの会長で生産者の古屋健太さんは「うまみ成分が豊富で歯ごたえもあるエノキダケは、肉の代わりになる条件を満たした食材なので、いろいろな食べ方を試してもらいたい」と話していました。
エノキダケを主原料に代替肉 長野県内の生産者などが開発｜NHK 首都圏のニュース - nhk.or.jp
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