国内
シリーズでお伝えしている「地球を守ろう」。
世界の人口が急増し、近い将来、食肉が不足することが懸念されている。
そんな中、“次世代の肉”として注目されている培養肉を取材した。
シンガポールで人気の老舗レストラン。
カレーライスの上には、チキンナゲットが載っている。
実はこのナゲット、培養肉を使って作られたもの。
培養肉とは、動物の細胞を研究室で育てて作るお肉のこと。
畜産と比べ、生産過程での環境負荷が小さく、持続可能なお肉として、世界中で注目されている。
培養肉を食べた客「味は普通のナゲットとまったく変わらないよ」
シンガポールは2020年、世界で初めて培養肉の販売を承認し、デリバリーでも注文できるなど、広がりを見せている。
日本では、さらなる研究も進んでいる。
東大と日清食品が行っているのは、いまだ世界で類のない「培養ステーキ肉」の開発。
従来の培養肉は、筋繊維がバラバラでミンチ状なのに対し、ステーキ肉の場合は、食感を再現するため、筋繊維の方向をそろえる必要があるなど、飛躍的に難易度が上がるという。
一見、何も入っていない液体をのぞいてみると...。
日清食品グループ・古橋麻衣さん「牛肉から細胞を採って増やしている段階の、牛の筋肉の細胞です」
牛の筋肉から採取した細胞を培養液に浸しておくと、細胞は分裂を繰り返し、増えていく。
その後、シート状になった組織を何枚も重ね合わせることで、より大きな筋繊維へと成長させていく。
2024年度中に、100グラムの培養ステーキ肉の実現を目標にしている。
日清食品グループ・古橋麻衣さん「近い将来、培養肉がお肉の1つの選択肢になるような未来が来るかと」
“次世代の肉”培養ステーキの実力 - FNNプライムオンライン
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