2月16日〜3月1日の期間、横浜高島屋にて行われた「にくらしいほど肉らしい 大豆ミートはこんなにおいしいフェア」では、デパ地下の有名ブランドが代替肉を使ったメニューを発売した(写真:ネクストミーツ)
最近になってとくに注目が高まっている「代替肉」。大豆などを原料に、肉や魚の味、食感を模した食材は、これまではベジタリアン向けなど、市場も用途も限られていた。しかし今では、例えばファストフードでは多くのチェーンが代替肉メニューをそろえているし、スーパーでは代替肉がふつうに並ぶようになった。なんと肉食の牙城である焼き肉チェーンでも、代替肉メニューを用意。今や、肉と並ぶ選択肢の1つになりつつあるのだ。
背景には、日本の食のトレンドを左右するアメリカでの、代替肉需要の高まりがある。アメリカマクドナルドでもビヨンド・ミートとの提携により、2021年11月から試験販売を開始している。
「利益よりはサステイナビリティーファースト」
そして日本における陰の仕掛け人が、代替肉専門の企業「ネクストミーツ」だ。
展開する商品は「NEXTカルビ」「NEXT牛丼」など14種類。全国73店舗を展開するチェーン「焼肉ライク」、渋谷の焼肉テーマパーク「焼肉横丁」といった飲食店や、大手スーパーも含む小売店など、取り扱い店舗は徐々に増えている。また自社オンラインストアでも購入可能だ。
海外展開もすでに進めており、シンガポール、香港、台湾、ベトナムで販売するほか、アメリカでも2021年12月にネット通販を開始し、好評だとのことだ。ほか、フランスを起点としたヨーロッパ各国、中国、インドでも販売への動きを進めている。
設立は2020年6月と最近だが、スピーディーな展開と百貨店等とコラボレーションしたイベントの開催で、代替肉の一般消費者への認知を一気に高めてきている。
同社の大きな特徴がメッセージ性の強さだ。利潤追求は本来、企業の使命だが、同社は「地球を終わらせない。」をキャッチコピーに、「利益よりはサステイナビリティーファースト」「競争よりは共創」をポリシーとしてうたう。シェア文化になじみ、SDGsへの意識が高い、若い世代を中心に受け入れられている。
焼肉屋で選ばれる代替肉「ネクストミーツ」の正体 | 食品 - 東洋経済オンライン
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