フランス・マルセイユで店頭に並ぶ肉(ロイター=共同)
牛や豚、羊の肉は「赤肉」と呼ばれる。ハムやソーセージ、ベーコンなどの加工肉や赤肉を多量に食べると大腸がんのリスクが高まるとの報告がある。世界がん研究基金は赤肉の摂取量は週500グラムまで、加工肉はできるだけ少なくすることを推奨する。日本人は一般に食べる量が少ないため過度に心配する必要はないとされる。
チームが国連食糧農業機関(FAO)のデータを使って調べると、世界の赤肉や加工肉の貿易量は1993~2018年に2・5倍に増加していた。欧州や北米、南米、オセアニアなどが主な輸出元だ。
さらに大腸がんや2型糖尿病、虚血性心疾患などの病気や死亡との関係を分析。生存年数や病気による身体影響などを考慮した指標で比較すると、旧ソ連圏やカリブ海の国で25年間に赤肉や加工肉による健康損失が特に増えていた。全体の4分の3の国で指標が悪化しており、輸出国のオーストラリアなども例外ではなかった。
研究はBMJグローバルヘルスに発表した。
肉の貿易が健康に影響 米チーム、25年で急増 - 47NEWS
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