Eコマースプラットフォーム「メルカリ Shops(メルカリショップス)」を運営する(株)ソウゾウ(東京都港区、石川佑樹代表取締役CEO)は11月29日、「いい肉の日」に合わせて、「メルカリ Shops Come to Meatキャンペーン」を開始した。実施期間は12月3日午後11時59分まで。
期間中は7店舗から銘柄牛ステーキなど5,500円相当(送料込み)の商品(合計350セット)が破格の500円(同)で販売される。
「メルカリ Shops Come to Meatキャンペーン」対象商品(一部)
「ミートショック」などの影響で消費者の肉の買い控えが懸念されるなか、キャンペーンを通じて「いい肉の日」を盛り上げるとともに、肉のEC販売の認知向上と利用促進を図っていく。12月31日まで食肉卸売業者などのEC開設を支援するため、メルカリショップスの販売手数料が無料となるキャンペーンも実施、町の食肉専門店や食肉卸売業者からの出店を促していく。
11月29日に港区のメルカリ本社で発表会が開かれ、石川佑樹CEOは「精肉店をはじめとした食肉卸売業者は、新型コロナウイルス感染症の影響で飲食店や小売りへの卸量が減少するなど苦戦を強いられている。メルカリショップスの出店者のなかにも、『新たな販路に挑戦すべくメルカリショップスを始めた』『コロナ禍で卸先から商品をすべてキャンセルされてしまい、廃棄するしかないなかでECに挑戦してみた』など、卸先や売上げが減少するなかでも直接消費者へ商品を届けたいという思いを持ってメルカリショップスに店舗を開設した出店者がいる」とキャンペーンの背景を説明。
さらに、ソウゾウが実施した消費者調査の結果、ECで食品(加工食品含む)を購入した経験がある人は63.7%に上る半面、食肉をECで購入した経験のある人はほかの食品よりも少なく19.6%にとどまり、その理由に食肉もECで購入できることを知らなかったという回答が51.5%と過半数いることが分かった。
直近半年以内で牛肉の販売価格が値上がりしていると回答した人は全体の42.5%、直近半年以内で牛肉を買い換えた経験がある人は28.3%に上ったという。「消費者のなかにはお肉をECで購入する経験がなく、ミートショックで3人に1人は買い控えた経験がある。私たちはコロナ禍で飲食店など卸先が減少し、売上げが伸び悩んでいる卸売業者の支援や、お肉がECで購入できるというそもそもの認知向上を図ることで食肉業界のEC化、EC活性化を目指したい」と強調した。
今回、キャンペーンに参加する店舗名・対象商品は、
〈1〉お肉のニシチク(大分県、西日本畜産(株)):百年の恵み〜おおいた和牛ヒレステーキ1枚
〈2〉農家直売鴨のお肉屋さん(山形県):山形県産鴨の一羽セット
〈3〉HOSAKU WAGYU MEAT(福岡県、(株)&RICHI):福岡県産A5ランクサーロイン(BMS10以上)
〈4〉本格炭火焼豚桑原精肉店(静岡県):桑原一押しセット(焼豚、ローストチキンなど)
〈5〉同静岡県産炭火焼豚4種セット
〈6〉氷温熟成シャトーブリアン専門店匠の肉(岡山県):純国産氷温熟成シャトーブリアン
〈7〉備長炭焼肉えん(大阪府):熊本県産A5ランク特選切り落とし
〈8〉フードスタイルセレクション(福岡県):九州産黒毛和牛サーロイン
――の7つ。
西日本畜産の山本竜造社長は、「メルカリショップスはプレオープン(8月)の時から参加している。当時は、コロナの影響でBtoBの業務間卸が非常に厳しい状況だった。飲食店の時短営業、休業要請で、食肉の卸売業が厳しい状況のなか、ECによるBtoCの販路拡大を目指していた。メルカリショップスは購入者・出店者もスマホひとつで簡単に完結できる。その手軽さから、業務も簡単に処理ができるため、今後もEC市場のなかでかならず発展していくメルカリショップスの食肉カテゴリーで当社も成長をしていきたい」と期待感を示した。
〈畜産日報2021年11月30日付〉
5500円の肉を500円で販売、「メルカリ Shops Come to Meatキャンペーン」開催 - 食品産業新聞社
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