
クラスや部活など、学校での集団生活において周りの様子をうかがうこと、つまり「空気を読むこと」は避けて通れない道なのでしょうか。今回は4人の高校生記者に、どのような場面で空気を読んでいるのかを話し合ってもらいました。
座談会に参加してくれた高校生記者
Aさん(3年) 空気を読む派。空気を読みすぎて空回りしてしまう。 Bさん(1年) 空気を読む派。いつも気疲れしてしまう……。 Cさん(2年) 空気を読まない派。中1から5年間クラス替えがない女子校に通っているため、自分をさらけ出しすぎてしまうことがある。 Dさん(3年) 空気を読む派だが、自分の意見を持つことを心がけている。
空気を読むことといじめはつながっている
―空気を読まない人は浮いてしまう。「そういう人を攻撃してもよい」。そんな空気になってしまったとき、どうすればよいでしょうか。 B 自分は今まで「いじめている人」に寄り添って、コミュニケーションを密にすることを心がけていました。 A ……難しいですよね。明るくも暗くも「空気を作ってしまう」と自分が標的にってこともなるので。 C 周りの人がみんな良心的で流されない性格だったら、いじめを阻止しようとする空気ができるのになって思います。でも難しいですよね。 D 周りの人は中立にいてはいけないと思っています。被害者にも加害者にもそれぞれ言い分があるでしょうから、変に中立の立場をとると、両方を傷つけかねない。難しいですね。 B 絶対的なリーダーがいればいいですけど、でもその人もつらさがあるし。 D 空気を読む・読まないの問題といじめって結びつけられますね。 B 本当にそう思います。 A ですね、結局は「空気を読んだ方がいじめにはなりにくい」ってことですし……。
言い方に気を付けないと「空気が壊れる」
―クラス内のこんな発言が「空気を壊した」というようなものはありましたか? D うーーん、クラス内ではなかったです。 C グループみんなで楽しく話している最中なのに、だるそうに「眠い」発言をした子がいて空気が悪くなりましたね。 D 語彙(ごい)力のなさも関係している気がします。もっと言い方を変えるなど、空気を読んだ発言をしつつ、「違う言い方」にして空気を変えるようなことが言えたらベストなんだと思いますが……。なかなか難しいですね。 A 部活内でなら発表会前日とかに「いけるいける!」って意気込んでいるときに、「こんなんじゃ無理じゃん」って言われたときには冷めましたね。練習にもまともにきていない人に言われると「壊れたな」って思いました。 C わかります! 部活は全体の雰囲気が大事なのに、それを壊す人がいると迷惑ですよね。デリカシーがない人は空気をよく壊すことがありますよね。 B デリカシーとかモラルがない人って1クラスに一人以上必ずいましたよね……。
空気読み合いで疲弊する高校生「オンライン気まず過ぎ」コロナ禍でさらに過酷に(高校生新聞オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
Read More
No comments:
Post a Comment