空気銃で猫を撃って死なせた男 起訴内容認める
10月26日、千葉地方裁判所201号法廷。”注目の裁判”として扱われ、傍聴整理券も配布された。42の一般傍聴席は、老若男女で埋まった。動物愛護法違反と銃刀法違反の罪に問われている平田雄一郎被告(49)の裁判が始まった。 【画像】動物愛護法違反などの罪に問われた平田雄一郎被告(49)(6月 八千代署) 平田被告は、2020年12月、千葉県八千代市で、猫を空気銃で撃って死亡させるなど、2018年からの3年間で2匹を死亡させ、4匹にケガをさせたとされる。6月の逮捕時より白髪が混じった平田被告は起訴内容について「間違いありません」と大きくはっきりとした声で認めた。
被告の口から出た「もともと猫は好きだった」
平田被告は、大分県に生まれ、地元の専門学校を卒業した後、上京。コンピューター系の会社に就職したが、会社になじめず1年半ほどで退社。その後は倉庫作業員や食品工場など、職を転々とした。 そして、今からおよそ18年前、クレー射撃のテレビ番組を見たことから、猟銃免許と狩猟免許を取得。散弾銃やライフル銃、犯行に使用した空気銃を持つようになったという。被告人質問で平田被告は「もともと猫は好きだった」と述べた。
犯行のキッカケは猫の”エサやり”を注意されたこと?
猫を撃ち始めたキッカケは意外だった。「公園で猫に餌をあげていたら、たまたま通りかかった男女に注意され、その男女に復讐しようと思い、猫たちに発射した」と述べた平田被告。野良猫にエサをあげていた男が、そんなことで虐待に手を染め始めるのか。 裁判長が「なぜ怒りをその男女でなく、エサまであげていたネコに向けたのか」と質問した。すると平田被告は「男女に言い返すのが怖かった。男女に対する恨みが犯行を重ねるにつれて無くなっていった」と即答した。仕事や生活面では、特にストレスは抱えていなかったという。
「猫を撃つ高揚感が」「80匹~100匹は撃った」
裁判長は、その犯行動機が腑に落ちず、何度も質問を重ねた。しかし、被告の口からは「自分でも分からない」「何か征服したような気持ちになった」「やめようと思ったが、やめられなかった。猫を撃つときの高揚感が忘れられなかった」などと身勝手な言葉が出てくるだけだった。 平田被告は、インターネットで「千葉 猫のいる公園」などど検索して、千葉市や習志野市の公園を調べ上げていた。公園には仕事帰りに立ち寄っていたそうだ。その上で、今まで撃った猫の数は「80匹から100匹は撃ったと思います」と打ち明けた。
「高揚感が」「空気銃で100匹撃った」 “エサやり男”がなぜ猫虐待を 法廷で語られた不可解な“動機”(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
Read More
No comments:
Post a Comment