地球上の「誰一人取り残さない」というSDGsの理念に深く共感を寄せています。せっかく生まれてきたのだから、どこのどのような人でも幸せに生きる権利があるはずです。
僕は「週に1回、肉を食べるのをやめませんか」と〝ミートフリーマンデー〟という活動を提唱しています。家畜を育てるにはたくさんの資源を使います。世界の穀物生産量の3割以上が家畜の飼育用で、さらに大量の水も必要です。その分が飢えに苦しむ人たちに回れば、飢餓の解決になるのではないでしょうか。
また、地球温暖化の問題もあります。家畜の食肉処理や糞尿(ふんにょう)処理、流通の段階では大量の二酸化炭素が発生します。そして牛のげっぷには二酸化炭素の25倍の温室効果があるメタンガスが含まれています。肉の消費量を抑えることで、解決に近づきます。
2年前に、イギリスで始まったこの活動を知り、「食という身近なところから、SDGsについて考えてもらうのにピッタリだ」と思いました。これまで東京都内の区長や議員の方と会って給食に肉の代替としてソイフード(大豆食)を取り入れることを提言したり、SDGsについて勉強会を開いたり、母校の小学校で授業を行ったりしています。理想とする世界に向かって、一歩ずつ進んでいきたいと思います。
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持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた行動を喚起する国連の「グローバル・ゴールズ・ウイーク(SDGs週間)」(9月17~28日)に合わせ、国内で環境問題などに取り組む次世代の担い手に話を聞いた。
錦城高校3年・櫻井晃太郎(さくらい・こうたろう)さん(18)「肉を食べない日」資源考える - 産経ニュース
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