外食チェーンによるハンバーガー専門店への参入が相次いでいる。コロナ禍で飲食業が低迷する中、持ち帰りや宅配での利用が多いため感染拡大にも適応できる業態として、新たな収益源に育てる狙いだ。
居酒屋大手の鳥貴族ホールディングス(HD)は23日、東京・大井町(品川区)にチキンバーガー専門店「トリキバーガー」の1号店をオープンする。
看板の「トリキバーガー」は、肉厚の鶏むね肉にスパイスをまぶして揚げ、レモンマヨネーズを添えた。鶏肉やレタス、バンズの小麦粉といった食材は国産にこだわった。焼き鳥専門店らしく、鶏もも肉の照り焼きをはさんだ「焼鳥バーガー」や「つくねチーズバーガー」といったメニューもそろえる。タレはハンバーガーに合うように改良した。
鳥貴族HDの大倉忠司社長はコロナ禍前からバーガー店参入の構想を練っていたという。「居酒屋業態1本では経営基盤が弱い。居酒屋と同じくらいの店舗数に広げ、第2の事業の柱に成長させたい」と力を込める。
ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を展開するロイヤルHDは今年5月、東京都品川区で持ち帰りと宅配を主力とする「ラッキーロッキーチキン」を開いた。牛丼チェーンの松屋フーズも4月、東京都と神奈川県で宅配専門のライスバーガー専門店の展開を始めた。松屋の主力商品「牛めし」や「ビビン丼」をベースにしたバーガーを販売している。
鶏むね肉にレモンマヨネーズ、鳥貴族がハンバーガー参入…ロイホや松屋も「持ち帰り」に商機 - 読売新聞
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