2021年5月。ダイソンの空気清浄機「Dyson Purifier Cool」が発売されました。
Dyson Purifier Coolは扇風機としても利用できる1台2役の空気清浄機。スマホとの連携も可能なので、外出先からでも操作できます。
そんなDyson Purifier Coolは前モデルと比較してどのような点が進化したのでしょうか。実際に使って、その使用感を紹介しつつ機能や進化した点をご紹介します。
機能美にあふれたデザイン
まずはDyson Purifier Coolのデザインをチェックしていきましょう。
吹き抜けになっている特徴的なデザインは健在。メタリックなボディが高級感を覚えます。風の吹き出し方向は前方/後方と切り替えできます。
本体上部にはマグネットが採用されています。リモコンにもマグネットが採用されているため、写真のように置けば、リモコンが密着。紛失の心配も少ないでしょう。
本体下部にはLCDディスプレイを採用。現在の風量やモード、お部屋の空気質を表示できます。さらにその下には360°吸気口があります。なお、吸気口から上は350°首振りが可能。キレイになった空気をお部屋中に届けることができるでしょう。
フィルターを交換する際は本体下部にあるスイッチを下に下げることで、吸気口カバーが外れます。LCDディスプレイにはフィルター交換の合図が表示されるため、交換のタイミングもバッチリわかります。さらに、フィルターの交換手順はディスプレイへ丁寧に表示されるため、初めてでも簡単にできるでしょう。
ちなみにDyson Purifier Coolは密閉性の高いグラスHEPAフィルターを採用。PM0.1レベルの微細な粒子を99.95%除去できます。
さらにHEPAフィルターの内側には、活性炭フィルターを採用。これにより、一部の有害なガスや臭いを除去できます。
フィルター交換の目安は約1年となっています(1日12時間使用した場合)。
Dyson Purifier Coolの操作性は? 運転音は?
続いてはDyson Purifier Coolを実際に試し、その使用感や運転音をご紹介します。
基本操作は同梱されているリモコンで操作します。なお、後ほど説明する方法でスマホとペアリングすれば、専用アプリから操作できるようになります。
リモコンのボタンを押すと、本体のLCDディスプレイに選択したモードや風量が表示されます。
リモコンのボタンは8つ。それぞれに対応する操作は以下のとおりとなっています。
左上ボタン:電源ボタン
左中央上ボタン:風量を上げる
左中央下ボタン:風量を下げる
左下ボタン:首振りオン/オフ
右上ボタン:ディスプレイの表示切替
右中央上ボタン:AUTO(自動)モードオン/オフ
右中央下ボタン:風の吹き出し口を前方向、後方向に変更できます。
右下ボタン:ナイトモードオン/オフ
※ディスプレイの表示を切り替えると、現在のお部屋の空気質だけでなく、湿度までチェックできます。
ちなみに風量の最大レベルは10。音もほとんど気にならず、心地の良い風が強力に吹き出されます。
なお、本体から1mほど離れた場所で騒音性を計測してみると、だいたい65dB前後を計測しました。ただし、この数値は筆者宅で計測したもので、計測方法や環境によっては異なる可能性があるため、あくまで目安としてください。
AUTOモードに設定しておくと、お部屋の空気質に合わせて自動で風量を調整してくれます。
試しにAUTOモードを設定したDyson Purifier Coolを設置している部屋で加熱式たばこを吸ってみると、即座にDyson Purifier Coolが空気の汚れを検知。ディスプレイに表示されている数値が最大表示の999まで跳ね上がって、風量が最大になりました。
空気の汚れを検知して自動で風量を調整してくれるため、操作の手間が省けるのはもちろん、空気が綺麗になると自動で風量が小さくなるため、節電にもつながります。
スマホと接続すれば外出先でも操作できる!
専用アプリ「Dyson Link」を使えば、外出先でもスマホからDyson Purifier Coolを操作できます。なお、使用するにはWi-Fi環境だけでなく、モバイルデータ通信でも接続できます。
【参照】
App Store
Google Play ストア
接続方法はとても簡単。スマホにアプリをインストールした後、Dysonのアカウントを作成。
アカウントを作成したら「製品を追加する」をタップし、「Dyson Purifier Cool」を選択。スマホをDyson Purifier Coolに近づけます。
次にDyson Purifier Coolの電源ボタンを押します。しばらくすると製品とペアリングが完了します。
製品の場所、購入日を入力した後、「OK,開始します」をタップすれば完了です。以上の操作でスマホからDyson Purifier Coolの操作ができるようになります。
リモコンの代わりとして使えるのはもちろん、アプリ画面では現在のお部屋の汚れ具合までチェックできるので、外出先から風量やモードの調整ができます。
Dyson Purifier Coolは「密閉性」が進化
空気清浄機は汚れた空気を吸い込み、フィルターを通して室内へ再び吹き出します。その過程で、空気清浄機の微細な隙間から空気が漏れてしまい、フィルターを通る前に空気が漏れてしまうケースがあるのです。
この際発生する気流の経路を分析し、構造を再設計。従来モデルに見つかった微細な隙間を24か所ふさぐことで、密閉性の高さを実現しました。この密閉性の高さとHEPA H13フィルターを組み合わせることで、PM0.1レベルの微細な粒子を99.95%閉じ込めることに成功。
一部の有害なガスやニオイをはじめ、花粉やハウスダストなどをキャッチします。また、気流経路の改善によって、従来モデルよりも静音性がアップしている点も魅力の1つでしょう。
【髙見沢’sジャッジメント】
使いやすいさ ★★★★★
デザイン ★★★★★
機能 ★★★★★
空気清浄能力 ★★★★★
コスパ ★★★★
運動音 ★★★★★
※採点は各項目5点満点で判定
Dyson Purifier Cool仕様
製品名:Dyson Purifier Cool
サイズ:高さ105×幅22×奥行22cm
質量:4.99kg
消費電力:6~40W
運転音:26.3~47dB
コードの長さ:1.8m
適用床面積:12~35畳
オープン価格:販売実勢価格約6万8000円前後
取材・文/髙見沢 洸
操作性、運転音、スマホ連携、ダイソンの空気清浄機シリーズ「Dyson Purifier Cool」の使い勝手を徹底検証 - @DIME
Read More
No comments:
Post a Comment