Rechercher dans ce blog

Wednesday, July 14, 2021

皮や骨ついたイノシシ肉、喉を鳴らしなめ回すライオン…「野生採食」の資金集める動物園 - 読売新聞

 千葉市動物公園は、駆除された野生のイノシシを毛皮や骨がついたまま、ライオンなどの肉食獣に与える取り組みを今年秋から始める。飼育環境を野生での暮らしに近づけ、動物の野性本能を引き出す狙いがある。ただ、資金の確保が課題となっている。(長岩真子)

 動物は、野生下での採食と同じように、皮をはいだり、骨をかみ砕いたりすると、心理的欲求が満たされてストレス緩和につながるという。同園で昨年冬、毛皮や骨がついたままのイノシシの肉を雄ライオン2頭に試験的に与えると、2頭は喉を鳴らしながら肉を抱え、なめ回したという。普段の餌の半分の量を倍以上の時間をかけてたいらげた。

 馬肉の切り身を与える普段の餌では、このような反応を見せないという。清田義昭副園長は「楽しんで食事をしているのが明らかだった。本能的に狩りを求めているのだろう」と話す。

 取り組みの背景には、駆除されたイノシシのほとんどが廃棄物として処理されている現状がある。県によると、2019年度の捕獲頭数は2万2351頭で、このうちジビエとして加工されたのは4%にとどまった。同園は、有害鳥獣の捕獲や食肉加工などを手がける「ALSOK千葉」と連携し、イノシシの肉を確保していく予定だ。

 本格的な実施にあたり、懸念されるのがコスト面だ。継続的に取り組むと、肉の確保や殺菌処理する機械の稼働にかかる費用など負担は大きい。同園は、8月15日までクラウドファンディングを活用し、資金を集めている。

 今年秋からライオンとハイエナを対象に、月1回ほどイノシシを餌に与える予定だ。清田副園長は「飼育動物の福祉や有害鳥獣の問題に関心を持ってもらうきっかけになれば」と期待を寄せている。

Adblock test (Why?)


皮や骨ついたイノシシ肉、喉を鳴らしなめ回すライオン…「野生採食」の資金集める動物園 - 読売新聞
Read More

No comments:

Post a Comment

【本日みつけたお買い得品】シャープのプラズマクラスター空気清浄機が7674円引き - PC Watch

  Amazon において、花粉対策にもなる空気清浄機がセール中だ。シャープ「KI-RS50-H」の場合、直近価格からの7,674円引きで、2万9,700円にて購入できる。  KI-RS50-Hは、加湿量600ml/hの加湿機能を備える空気清浄機だ。シャー...