フィリピンの食品会社 モンデ・ニッシンは10億ドル(約1100億円)規模の新規株式公開(IPO)で集めた資金の一部を、傘下の英 クォーン・フーズが米国で展開する代替肉事業の拡大に充てる方針だ。米国は世界最大の代替肉市場。
主食や即席麺などを手掛けるモンデ・ニッシンはクォーンの鶏肉代替製品を活用し、牛肉の代替品が中心のフェイクミート業界で ビヨンド・ミートや インポッシブル・フーズなどの大手に対抗していく方針だと、幹部がインタビューで明らかにした。
クォーンのマルコ・ベルタッカ最高経営責任者(CEO)はモンデの1日のフィリピン市場上場に先立つインタビューで「われわれの目標は鶏肉の代替品で世界の王者になることだ」と語った。
Going Meatless
The alternative meat market in the U.S. is triple the size of the U.K.'s
Source: Barclays, Euromonitor
モンデは米国での存在感を高めるため約160億ペソ(約370億円)を投じて、クォーンの生産能力を拡大し出荷先の米ファストフードチェーンを増やす計画。またクォーンの本社がある英国に包装作業を行う施設などを建設する。バークレイズの 試算によると、世界の代替肉市場は2029年までに10倍の1400億ドル超と、食肉業界全体の1割相当に達する見通し。

モンデ・ニッシンのCEOがIPO後の計画を語る
(出典:ブルームバーグ)
原題:
Noodle Maker Bets Americans Will Dig Quorn’s Alternative Chicken(抜粋)
比モンデ、米で代替肉事業拡充へー鶏肉のフェイクミートで大手に対抗 - ブルームバーグ
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