あす3日は北陸付近で雷雨 ゴールデンウィーク最終日5日は広く雨・荒天の恐れ
2021年05月02日16:10
3日(月)は、東北の日本海側や北陸で、雷雨になる所があるでしょう。5日(水)は広く雨が降る見込みです。九州から近畿では風が強まり、荒れた天気になる恐れがあります。
雷雲の下では竜巻などの突風にも注意が必要 大気の状態が不安定とは?
さて、上空に冷たい空気、地上に暖かい空気があり、その気温差が大きいとき、暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ移動しようとします。この空気の流れが起きやすい状態を、大気の状態が不安定といい、積乱雲が発達しやすい状態です。竜巻は、発達した積乱雲に伴う強い上昇気流(風が上に向かっていく空気の流れ)によって発生する激しい渦を巻く風です。
あす3日(月)にかけて寒気流入 大気の状態が不安定 局地的に雷雲発生
2日(日)は、本州付近の上空に、この時期としては強い寒気が流れ込んでいます。1日(土)とは原因が違いますが、地上と上空の気温差が大きくなっています。九州から東北では、広く大気の状態が不安定になっており、あちらこちらで雲が発達しています。晴れている地域でも、急に雷が鳴り、雨が降ることがあるでしょう。
雷雲の下では、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。雹(ひょう)が降ることもあります。空が暗くなったり、雷の音が聞こえたり、急に冷たい風が吹いたりしたときは、発達した積乱雲が近づく兆しです。このような場合は、建物の中など、安全な場所に移動してください。
4日(火) 広く晴れ
4日(火)みどりの日は、上空の寒気は日本の東へ抜けるでしょう。本州付近は日本の南に中心を持つ高気圧に覆われて、晴れる所が多い見込みです。洗濯などによい日和でしょう。
5日(水) 前線通過で大気の状態が不安定 広く雨 荒天の恐れ
連休最終日の5日(水)こどもの日は、前線が本州付近を通過するでしょう。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になる見込みです。広く雨が降り、雷を伴って雨脚が強まることがあるでしょう。九州から近畿では、南のち西よりの風が強まり、荒れた天気になる恐れがあります。
6日(木)~9日(日) 曇りや雨の日多い 沖縄や奄美は平年では梅雨に入る頃
連休明けの6日(木)から7日(金)頃にかけて、本州付近に前線が停滞する可能性があります。予報には、まだ幅がありますが、今のところの予想では、7日(金)は広く曇りや雨。雨は本降りになったり、雷を伴ったりすることもあるでしょう。
8日(土)から9日(日)も、全国的に雲が広がりやすく、雨が降ることがありそうです。
ゴールデンウィークが明ける頃、平年では沖縄や奄美が梅雨入りです。沖縄や奄美でも、今のところの予想では、曇りや雨の日が続き、梅雨入りの一つのタイミングである可能性があります。
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