
綿あめを溶かす演出で動画投稿を誘う
「いつも良いアイデアはないかと考えている」と語る岡本永日店主が、同品をひらめいたのは2017年。行きつけの居酒屋で生ビールを飲んだときに“とりあえずビール”という決まり文句をもじった“とりあえずビーフ”というネーミングを思いつき、そこからイメージを膨らませていった。 ビールジョッキのガラス面に貼り付けるように上カルビ肉100g分を縦にぐるりと並べていき、中心部分には細切りの季節野菜を詰め込む。そして、上に綿あめをのせてビールの泡を演出する。ジョッキに肉というビジュアルも規格外だが、さらには綿あめという組み合わせも驚きだ。 これだけでも十分SNS映えするが「今は動画で映えなければバズれない」と考えたのが、タレを上からかけて綿あめが溶けていくシーンを動画ポイントとする仕掛けだ。「甘くてベタベタな綿あめなんて合わせたら、せっかくの肉がもったいない」なんて思う者もいるだろうが、もともと焼肉のタレには砂糖や蜂蜜などが使われている。そこで綿あめが溶けたときに味が完成するようにタレの味を調整することで、高いクオリティーを担保しているのだ。 さて、メーンの写真をご覧になってお気づきだろうか? 生ビールの入ったジョッキと同品のジョッキの形状が異なっていることを。とりあえずビーフ用のジョッキは直径がやや大きく、高さが低いのだ。つまり同品専用にわざわざジョッキを取り揃えたわけだが、その理由について岡本店主は「見た目も量もしっかり伝えるためには、既存のジョッキではバランスが悪かった」と語る。コストはかかるが、やるからには完成度の高さにこだわることが大切なのだ。 その結果、週末には日販15食を売るヒット商品に。一度体験したお客が、後日別の友人を誘って再注文して驚かせるといった好循環にもつながっているという。しかも年代を問わず支持されている点は、同品が外食の楽しさを表現している証しといえるだろう。 ●店舗情報「焼肉レストラン 錦城苑」 所在地=東京都葛飾区亀有5-38-4 岡久ビル2階/開業=1965年9月/坪数・席数=100坪・110席/営業時間=午後5時~午前0時。年末年始休/平均客単価=4000円
日本食糧新聞社
ビールジョッキにカルビ肉を入れた理由は…SNS映えでヒット(日本食糧新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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